スクアレンについて

深海ザメ水面下300~1000mの深海層に生息するサメは肝臓が全体重の約25%を占めるほど大きく、80%の油を含んでいます。その肝油中に約90%近く含まれる不飽和炭化水素(スクアレン)は、酸素と結合しやすく、低温でも凍結しないなど、高級潤滑油として他に類をみない特徴を持っています。精製した油は無色透明、ほとんど無味無臭。のびがよく、皮膚への浸透性が強いという性質を持っており、酸素と結合しやすいため、体内に摂取しても細胞に酸素を運ぶ働きがあると考えられています。
精製したスクアレンに水素を添加して飽和炭化水素としたものが「スクワラン」。優れた化粧品基材として重用されています。


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