スクアレンの特性

スクアレンは組織に酸素を補給して、新陳代謝を促す作用があり、体内組織の組成に大きな力を発揮します。
医学・生化学者たちの研究からスクアレンにいろいろな特性のあることがわかってきました。

  • スクアレンは生物の体内で生化学的に合成された特異なもので、構造式にみられるように六個の二重結合を有する高度の不飽和炭化水素である。このことは深海鮫が酸素欠乏環境に順応できる原因として、スクアレンの酸素補給能力を示唆する。
  • スクアレンは性ホルモン、コレステロールなど、ステロイドの前駆物質として周知の物質との報告がある(星薬科大学 今枝博士他)
  • スクアレンは四環性ステロイド、テルペン族と似た殺菌作用を有する
  • 肝臓中にスクアレンを多く含むサメは、いずれも健全で体内の寄生物は極めて少ない。(I.M ハイブロン博士)
  • 動物体内におけるスクアレンの役割は、油脂類、アルコール類とは違った特殊な生理作用を営むことが最近の研究により明らかになりつつある。例えば病菌に対する抵抗力を高め、アメリカではこの中間物質に対して、レステイムと名づけ制ガン物質の開発が進められている。
  • 現代の難病とされている真菌に対する治療効果が研究されており、例えばポリエン系抗真菌抗生物質アンホテリシンBとスクアレンとの相乗作用は有効であるとの報告がある。(大分医大 桑野博士他)
  • スクアレンとマクロファジーの研究発表がある。(大阪大学 山村博士他)
  • スクアレンがT・Bリンパ球、マクロファジー等の免疫担当細胞を活性化することの立証(北信総合病院外科医長 田中博士)
  • ヒト脂肪細胞でのスクアレンの代謝(Univ Helsinki)
スクアレンの構造式

【スクアレンの構造式】 C30H50・6個のイソプレン単位からなる非環式イソプレノイドの一種

これらは全てスクアレンの浸透性・賦活作用(元に戻ろうとする力が強く、細胞や皮膚の肉芽の発育を促進させる)、殺菌作用、浄化作用(酸素を十分にとりこむことにより新陳代謝を促す)、麻痺作用などを証明したものであります。


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