癌の予防について(3)

 また、水道水にも発癌性物質が含まれており、新聞などで報じられて、今、問題になっています。つまり、水道水を殺菌消毒するために使われる塩素が、水中の腐敗植物のフミン質を反応して、クロロホルム、プロモジクロロメタンなどの総称である「トリハロメタン」という発癌性物質を作るのです。しかし、これは活水器を通したり、充分に沸騰させることで、消滅できることが判明しています。
 水の酸性度が発癌と関係あることもわかっているそうです。
 日本の土壌は酸性で、酸性土壌に湧く水はその影響を受けて、やはり酸性度の強い水になります。炊事や飲料水に適した水とは、いえません。カルシウムイオン水等で中和させたり、天然のミネラル水を飲料水に使うのがよいでしょう。ミネラルウォーターとは、ミネラルが多く含まれた水で、今売られている”自然のおいしい水”などは、本当のミネラルウォーターではありません。ユーゴスラビアとかフランスなどから輸入された本物のミネラルウォーターをおすすめします。

 タバコの煙に含まれるベンツピレンも、発癌物質として嫌われていますが、これもタールと同様、無酸素構造でまわりの酸素と結合するため、体内に入った場合、細胞から酸素をうばい、その部分が酸欠となり発癌するわけです。

 これとは逆に、スクアレンは体内に入って、水の水素と結合して、酸素を遊離して細胞に酸素を与える働きをするのですから、体のためによいことがわかると思います。
 玄米菜食で、量も少なくして、そのうえにスクアレンを併用することによって、酸素を補給すること、さらに丸山ワクチンやリンパ球免疫療法を組み合わせることで、癌の治癒効果は上がると思います。玄米菜食がよいとはいっても、減食をせず満腹するまで食べていては、効果も半減するようです。

 体の調子が悪い間は、自然と食欲がなく、減食になるよう体ができているので、その間は減食できるのですが、少しよくなり食欲がでてきたとき、我慢するのはむずかしいものです。特に、本人が癌と知らない場合、もう治ったと思い安心して、注意をすることができず、好きなものを何でも食べたり、今まで免疫を高めるためにと、家族がすすめていたこともやめてしまい、再発するケースがあります。

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この記事は昭和62年10月発行の書籍『「主治医」はだんなさま』より転載しています。


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