評判よぶ『スクアレン』(3)
にわか仕込みとはいえ、スクアレンに関する知識も少しは深まりました。たとえば、深海ザメの肝油を精製してスクアレンという成分だけをとり出し、ゼラチンカプセルに密閉し、空気に触れさせないようにしたものが、健康食品としてのスクアレンであること。それが体内で水の分子の水素を吸着しスクアランになり、酸素が遊離され、その酸素が体に働きかけ、弱っている細胞に活力を与えるのだということ。また、スクアランが、化粧品として使われることも知りました。
Iさんの勤める会社では、すでに水素添加したスクアランを扱っていたのですが、原料は、水素添加してないかあるか、の違いがあるだけで同じものですから、入手は簡単にできたわけです。
大学の先生だったSBさんを、Tさんのお世話で会社の顧問として迎え、学術的な文献など調べていただくうちに、ますますスクアレンがいかに体によいか、ということがわかってきました。
この記事は昭和62年10月発行の書籍『「主治医」はだんなさま』より転載しています。