評判よぶ『スクアレン』(1)

 奇跡的な回復を示した私のところに、まず近所の人が、
「遠縁に癌の人がいるのだけれど、南さんは、どうしてそんなによくなられたのですか」
 と、相談に見えました。

 私は、自分の体験をくわしくお話して、飲んでいるスクアレンを少しお分けしました。主人の事務所にも、
「医者から見放されている病人をかかえている。何とかならないか」
 と、悲痛な面持ちで相談に来る人が、みるみる増えてきました。本業の繊維関係の仕事どころではなくなり、相談に来た人と話をするだけで一日終わってしまう日もありました。ほとんどの人が癌であることを本人に隠しているようでしたが、中には、
「本人は、本当のことを知っている。末期癌でも治ることがあるのだということを本人に話してほしい」
 と、いう人があり、私と主人がその方の家へ行き、
「あきらめたらだめ。絶対治るのだと自分にいいきかせて頑張らなくては」
と、励ましてあげたこともありました。

 また、私が飲んでいるスクアレンを、ぜひ分けてほしいと、いろいろな方からいわれました。

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この記事は昭和62年10月発行の書籍『「主治医」はだんなさま』より転載しています。


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